熱帯魚を飼う!【フィルター選び&種類】

初めたい方向け


こんにちは、からしです!

今回は【熱帯魚を飼おう!】第3弾【フィルター選び&種類】になります!

ここまで水槽の種類と設置方法(水槽台)についてお話しして来ましたので、今回はアクアリウムのお供である「フィルター」についてお話しさせていただきたいと思います。

フィルターとは?

熱帯魚の飼育に置いてとても重要な設備の1つで「フィルター」によって、ゴミやフンを取り除いたり飼育水を「科学的」または「生物的」にろ過することによって水槽内の環境を快適な状態に保つ役割をしています。

ろ過についてはこちらを参考にしてみて下さい!
アクアリウムを始めたけど「ろ過・バクテリア」って何?
水槽内を設置して立ち上げてみると必ず耳にするであろう言葉、ろ過?バクテリア?つまりどうゆうこと?イラストを交えて簡単に解説していきます。
上部フィルター
※「赤い矢印」は水の流れになります⇨

上部フィルターは水槽の上部に設置するタイプのフィルターになります。

ポンプで汲み上げた水が上のウールマットを通過することによって、ゴミやフンを取り除き「ろ材」に触れることによって、アンモニアや熱帯魚にとって有毒な物質を分解し水槽内へ戻します。

昔からあるので、水槽ならこれ‼

という方もいらっしゃるくらい定番のフィルターになります。

上部フィルターの一番のメリットは「メンテナンス性の良さ」になります!上部フィルターはフタを開けるだけで簡単にメンテナンスが出来ますし、ろ材容量もそれなりに多いので水質を保ちやすく「物理ろ過に特化」したフィルターと言えます。その他にも設置しても上方向にしか出っ張らないので場所を取りませんが、2段水槽台の下段に設置する際には収まるかどうか等良く確認してから設置する様にしましょう!
外部フィルター

外部フィルターは水槽の外に設置して使用するフィルターになります。

外部フィルターは本体が別置きに出来るので本体サイズが大きく「ろ材容量」が多く確保出来る為、水質を安定させやすいのですが「メンテナンス性」はあまり良くなくメンテナンスする為には一度本体を取り外して洗面所まで持っていき掃除したい部分を取り出す必要があります。

その為、一度稼働したら半年もしくは1年近くメンテナンスをしない場合もあります「科学ろ過」を行っている場合は「使用期限」がありますので交換する必要があります。

私も外部フィルターを使って半年ほど経過しましたが、開けたり掃除したりといったことは一度もやっておりません!

外部フィルターは本体を水槽の下に収納して「給水ホース」と「排水ホース」を水槽にセットして使用するので、水槽周りがスッキリして見た目が良い為「インテリア性」が高く「フレームレス水槽」にも使用することが出来ます。その他にも給排水をホースで行っているので中間に「殺菌灯」を設置することも出来ますし、豊富なアタッチメントが販売されているので熱帯魚に合わせた環境を作りやすいです。
底面フィルター

底面フィルターは水槽の底に設置するフィルターになります。

底面フィルターは水槽の底に設置し、その上に「低床」を敷くことによって低床自体を「ろ材」として機能させることが出来ますが、粒の細かい低床には不向きで「大磯」と言った様な粒が大きく低床同士に多少スキマが出来るタイプの方が相性が良いです。

「ソイル」と一緒に使用される事もありますが底面フィルターにとって目詰まりは致命的ですので、その場合には底面フィルターとソイルの間に薄く裂いたウールマット等を敷いて目詰まり防止対策をしましょう!

※底面フィルターは他のフィルターと違い低床の下に設置するので「掃除やメンテナンス」を行う際には取り出す為に、水槽をリセットするくらいの気持ちでやらないといけないので「目詰まり」には注意しましょう!

底面フィルターは低床全体をろ材として機能させる為「生物ろ過」に特化したフィルターとも言えます。通常底面フィルターを使用する際には「エアーポンプ」を使って稼働させますが、水中ポンプを使って水量をアップさせることも出来ますので水槽のサイズや低床の種類に合わせて組み合わせを変えてみましょう!
外掛けフィルター

外掛けフィルターは水槽のフチに設置するフィルターになります。

外掛けフィルターは、ポンプの部分から水を吸い上げて専用のマットを通す事によって水をキレイにしています。

外掛けフィルターは比較的小型の水槽に良く使われていますが、大きめの水槽でそのまま使用する場合にはろ過能力が足りない可能性があるので、外掛けフィルター単体で飼育する際には使い方を工夫するか飼育する熱帯魚の数を制限することによって快適に飼育することが出来ると思います。

※外掛けフィルターを使用する場合は水槽のフタ選びに注意しましょう!

外掛けフィルターは水槽のフチに設置するので、水槽内のスペースをより広く確保することが出来ます。その他にも外掛けフィルターの空いているスペースに「ろ材」を詰め込む事によって生物ろ過を強化することも出来ますが、フチに掛ける設置方法なので通常のガラス蓋ではきっちりと閉じることが出来ないので注意しましょう!
コーナーフィルター

コーナーフィルターは水槽の角に設置するフィルターになります。

コーナーフィルターは水中ポンプの下に付いた「専用フィルター」を通して水をキレイにして、排水部分から出ていきますが「専用のアタッチメント」が複数ありますので飼育環境に合わせて使い分けが出来ます。

このフィルターは水槽内の角にピッタリと設置することが出来るので、水槽外への飛び出しも無く水槽内でも角にピッタリと収まっているのであまり目立ちません!

コーナーフィルターは縦にして水槽の角に設置することが出来ますが、水槽の底面に設置する事も出来るので水位の浅い環境でも使用することが出来ます。その他にも底面フィルターと接続したり水流を発生させたりと使い勝手が良いので1つは持っておいても損はないフィルターだと思います!
投げ込み式フィルター

投げ込み式フィルターは水槽内に置いて使うフィルターになります。

投げ込み式フィルターは「小型の水槽セット」を購入するとセットの中によく入っているフィルターになるのですが、投げ込み式フィルターをメインで運用する際には熱帯魚の数をかなり絞らないと厳しいかもしれません。

しかしサイズもアタッチメントも豊富に用意されていますので、水量をしっかりと確保して大きいサイズの物を使用すればメインでの運用も可能だと思います!

私も投げ込み式フィルターを使っているのですが、私の場合はメインフィルターとして「上部フィルター」や「外部フィルター」を使い「投げ込み式フィルター」をサブフィルターとして導入しています。投げ込み式フィルターはエアレーションとしても機能しますので、エアストーンの代わりに投げ込み式フィルターを入れてついでにろ過能力アップというのも良いと思います!
スポンジフィルター

スポンジフィルターは水槽内に設置するフィルターになります。

スポンジフィルターは熱帯魚ショップ等で良く見かけるフィルターの1つだと思います。このフィルターは「生物ろ過」に特化したフィルターになりますので、「物理ろ過」には向いていないので目詰まりを起こしやすく定期的にもみ洗いをしてあげないと効果が激減してしまいます。

しかし「生物ろ過」に対しては抜群の効果を発揮してくれるので、使い方によっては小型水槽であればメインのフィルターとして十分に使用可能です!

小型の水槽であれば「スポンジフィルター」だけでも大丈夫だと思いますが、それ以上の水槽の場合は物理ろ過に特化した「上部フィルター」をメインにして、生物ろ過に特化した「スポンジフィルター」をサブフィルターとして導入することによって「ろ過能力」を強化することが出来ます。
まとめ

ここまで「フィルターの種類」についてお話しして来ましたが、少し長くなってしまったので「選び方」については別の記事でお話しさせていただきたいと思います。

ここで紹介させていただいたのはあくまでも「目次」になります!

実際には上部フィルター1つにしても各メーカーによって仕様が若干違ったりしてきますので、細かい仕様だったり見た目といった部分に関しては好みで選んでもらって問題ありませんので、ご自分の飼育スタイルに合った物を選んでいきましょう!

最後に

最初から完璧な組み合わせを求めても熱帯魚の飼育をしているうちに必ず、今よりも良い組み合わせが出てきたり失敗してしまうこともあると思います。

私も「底面フィルター」で一度失敗していますがw

初めから上手くいくなんて事は中々ありませんので、少しづつで構いませんので熱帯魚達が少しでも快適に過ごせるようにまた、少しでも飼育者が楽を出来る様に切磋琢磨していきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

次の投稿もよろしくお願いいたします。

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