こんにちは、からしです!
今回は前回の記事で触れた「背曲がり」についてもう少し詳しくお話しをさせていただきたいと思います。
背曲がりとは

背曲がりとは熱帯魚が「先天的」または「後天的」に背中がくの字に曲がってしまい、泳ぎが変になってしまい「先天的」な場合は生まれ持っての物になりますので完治は難しく、「後天的」な場合でも対処が遅れてしまうと完治させるのは難しいようです。
「背曲がり」は遺伝するようなので熱帯魚の「繁殖」を狙っている方は、「背曲がり」にならないように注意しましょう!
背曲がりの原因は?
【水槽のサイズ】
・前回の記事でも触れていますが、水槽のサイズが飼育している生体のサイズに合っていない場合に狭くて体を真っ直ぐに伸ばせなかったり「奥行」が足りずに旋回するたびに、体を無理に曲げたりするような動作を繰り返す事によって発生する可能性があります。
これは人間が長時間同じ姿勢でいたり、姿勢の悪い生活をしていると腰が曲がってきてしまう現象と同じになります。

熱帯魚の飼育には水槽の奥行が重要!
こんにちは、からしです!
今回は「水槽の奥行」についてのお話しをさせていただきたいと思います。
奥行とは
幅60×奥行30×高さ36
⇧の寸法の「奥行30」の部分になります!
この寸法はいわゆる60㎝規格水槽と言われるサイ...
【栄養失調と偏り】

・「栄養失調」によって十分な栄養を得られなかった事によって、骨(主に背骨)は成長をしても体の表面の成長が追い付かずに突っ張ってしまいイラストの様に曲がってしまうことがあります。
栄養失調に陥りやすい個体は「臆病」であることが多いのですが、それは臆病なので餌の取り合いに入っていけなかったり餌の時間になっても隠れていて食べることが出来ないからなので、そいった個体を発見した際には違う水槽に隔離してあげるなどして餌を食べれるような環境を用意してあげましょう!
この現象と同じように同じ餌を与え続けることによって栄養が偏ってしまい成長が偏ってしまった結果同じような症状が出ることがありますので、健康の為にも与える餌のバリエーションを増やしたりして対策しましょう!
偏った栄養の代表としては「乾燥クリル」があげられますが、その他の「人工餌料」に関しては満遍なく栄養素が含まれているので与え続けることによって栄養が偏るといった現象は起こらないようなので安心して下さい。なのでクリルしか食べないからと与え続けるのではなく他の餌にもしっかりと慣れてもらえるように頑張りましょう!
【過度な過密飼育】
・このパターンは「生餌」の様な過密環境には見られても、観賞魚の飼育で見かける事は少ないかもしれませんが「過密飼育」をすることによって、熱帯魚同士の接触が増えることによってキズが出来てしまい狭い環境で変な形で再生してしまった際に発生する可能性があります。
背曲がりになってしまったら?
背曲がりの症状が出てしまった場合に完治させることはかなり難しいようですが、環境を整えてあげることが出来れば症状の悪化を防いだり、奇跡的に完治させることも出来るかもしれません!
環境を変えると言いましたが具体的には水槽のサイズアップと餌のバリエーションになりますが、水槽サイズは生体のサイズに合わせて奥行に余裕を持たせて、餌に関しては栄養価の高い餌をローテーションに加えて偏った食生活を改善してあげれば良いと思います。
まとめ
「背曲がり」に関しては観察していても、ある日突然発生してしまったり幼魚の時には気づかずに大きくなってから気が付く場合もありますが、それも「1つの個性」として最後まで大事に育ててあげて下さい。
最後に
実は私の飼育しているレインボーフィッシュが1匹「背曲がり」になってしまい、明らかに成長が遅れていますが他の子に負けることなく毎日元気に餌を食べています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次の投稿もよろしくお願いいたします。
コメント